2006年07月31日

ワラックがビッグタイトルを奪取/BASSメジャー第2戦:最終日

06american4.jpg ノースキャロライナ州レイク・ワイリーで開催されていたBASSメジャー第2戦「バスマスター・アメリカン」は最終日に突入。決勝初日、若手のホープ、デイブ・ワラックが頭ひとつ分飛び出したリードで迎えた最終日。スーパーシックスによって競技されたが、そのメンバーは蒼々たるもの。5Lbのリードをひっくり返すだけの実力を備えたバスフィッシング界の銀河系軍団を相手にワラックはBASSにおける初優勝をねらった。決勝ラウンドは時間との勝負である。6つに区切られたホールコースを70分ごとに入れ替わり、各ホールでパターンをアジャストしてバスを釣りあげる。つまり、選手にはコンスタンシーとフレキシビリティーが求められる。ワラックはボートに10セットのタックルを用意し、何に反応するのかわからないバスと対峙。ある意味、プラクティスを行なう感覚でバスのバイトを探していった。メインに用いたのはズーム社の5inフラットテールワーム。最終日は10Lb6ozをウエイイン。トータルを25Lb14ozにまで伸ばし、若干29歳のアングラーが「バスマスター・アメリカン」の頂点に輝いた。そしてこの日の最大ウエイト(13Lb13oz)を持ち帰ったKVDが2位に入賞。ワラックは昨年ツアーに参戦した時点でスポンサーはほぼ皆無の状態だったが、ROYを獲得後Toyotaと契約。06american42.jpg経済的に厳しい状況を乗り越えた彼に対し、バンダムは「これで奥さんが働きに出て彼をサポートしなくてもすむ。何よりも、この優勝で彼は自信をつけたはず。こういったビッグトーナメントで優勝できた自信は彼を大きくさせる。彼は真のアングラーである」と勝者を称えた。3位以下にはジェラルド・スリンドル、ジェイソン・クイン、マーク・メネンデス、テリー・スクローギンスが入賞した。ちなみに、初のBASS生涯獲得賞金額200万ドルをマークしたKVDであったが、先日開催されたチャンプレーン戦でデニー・ブラウアーが優勝し、生涯獲得賞金額トップの座をブラウアー奪われた。しかし今大会で2位に入賞し、再び生涯獲得賞金額1位に返り咲いている。

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Posted by DODGE at 2006年07月31日 13:37 in 海外トーナメント:BASS, スナップショット

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