「伊豆沼・内沼を温泉排水から守る会」は29日、ラムサール条約登録湿地、伊豆沼(栗原、登米両市)湖畔の温泉掘削許可の取り消しなどを求める請願を、相沢光哉県議会議長に提出した。
請願書によると、同条約が求める「湿地の賢明な利用」を伊豆沼で可能にするためには、現在の法体系では不十分。周辺の生態系の保全と啓発活動を円滑に行うためには「伊豆沼条例」の制定が必要と主張している。
村井嘉浩知事と両市長はこの問題をめぐって、環境省に環境保全対策の推進を要望している。【石川貴教】
6月30日朝刊
(毎日新聞)