2006年05月24日

習性利用した駆除本格化 ブラックバス、宮城で

 産卵後、親が卵に付き添い外敵から守る習性を利用した、ブラックバスの駆除作業が宮城県栗原市の伊豆沼・内沼で本格的に始まった。

 作業には人手が必要だが、昨年6月、バスが「特定外来生物」に指定されたことでボランティア登録も急増。駆除は産卵期の終わる6月いっぱいまで続く。
 2つの沼はラムサール条約の登録湿地で、タナゴ類やメダカなどが生息しているが、1990年代後半にバスが大量繁殖。在来種が激減し、ここ数年で姿を消した種類もあるという。
 県伊豆沼・内沼環境保全財団の職員やボランティアが4月下旬から、園芸用トレーに小石を敷いた50センチ四方の人工産卵床を岸沿いに約400カ所設置し、3日おきにチェック。産卵を確認すると刺し網を仕掛け、魚と卵を根こそぎ捕獲する。
(共同通信)

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Posted by jun at 2006年05月24日 10:03 in ブラックバス問題

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