2006年05月24日

アユ漁:来月1日解禁 外来魚の再放流禁止確認−−県内水面漁場管理委/鳥取

 県内水面漁場管理委員会が22日、倉吉市内で開かれ、県内にある河川のアユ漁の漁期を例年通り、6月1日〜9月25日に決めた。生態系への影響が問題視されている外来魚問題も取り上げられ、ブラックバスなどの再放流禁止を確認する一方、7月中旬に同市内で関係者らによる意見交換会を開くことも決めた。

 県水産課によると、今年のアユの遡上(そじょう)見込みは▽千代川=16万匹(05年=10万4000匹)▽天神川=11万5000匹(同=7万匹)▽日野川=109万匹(同=37万匹)――で、昨年は例年の半分以下だった日野川が回復するなど、ほぼ平年並み。資源保護の観点から、千代、天神、日野の3河川と住民から要望のある琴浦町の加勢蛇川、勝田川での投網漁は、6月30日まで禁止される。
 外来魚の意見交換会では、県内でも90年代以降、湖山池や多鯰ケ池など各地で生息が確認され、フナやエビなどを食べるなど湖沼の生態系を破壊しているとされる実態や駆除対策などについて、県水産課が報告。漁業者や釣り愛好家、生物学者らによるパネルディスカッションも予定している。【田辺佑介】

5月23日朝刊
(毎日新聞)

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Posted by jun at 2006年05月24日 10:01 in 内水面行政関連

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