2006年05月22日

速い流れと「せき」は苦手 水路で外来魚の遡上阻止

 湖沼でコイやフナなどの在来魚に被害を与えるブラックバスの一種、オオクチバスやブルーギルは、河川の水中に「せき」を設けて流れを速くすると遡上できなくなるとの実験結果を国土交通省琵琶湖河川事務所が22日までにまとめた。

 在来魚は、河川や水路を通じて琵琶湖から周辺の内湖や田んぼに向かい、せきや段差があっても遡上、産卵するものが多い。外来魚はもともと流れのない水域に生息するため、水中のせきさえ越えられないらしい。
 同事務所は幅60センチ、水深45センチの水路で実験した。オオクチバスとブルーギルを20匹ずつ放流し、せきを置いたり水の流速を変えたりして、魚が遡上するかどうかを観測。流れに負けた魚のために「たまり」という逃げ場も用意した。
(共同通信)

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Posted by DODGE at 2006年05月22日 10:09 in ブラックバス問題

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