2006年05月05日

上位5選手が20Lb強をウエイイン/BASS Eliteシリーズ第5戦:初日

e0651.jpg 5月4-7日の日程でジョージア州J.ストロームサーモンド・リザーバー、通称クラークスヒルにてBASS CTIGO Bassmaster Elite Series第5戦が開催されている。過去にBASSが同湖で大会を開催したのは、たった4回。そのうちツアーレベルのビッグマッチは1973年のバスマスタークラシック(旧B.A.S.S. Masters Miller High Life Classic)と2005年のCITGO Tour第4戦の2回。バッグリミットや競技日程が異なるためこれらは比較対象にはならないが、ウエイトはどちらとも50Lb台前半。決してビッグウエイトが望めるフィールドではない。ところがEシリーズ第5戦初日、ケンヨン・ヒルが21Lb13ozをウエイイン。その他トップ5が20Lb以上を持ち帰る展開に。2位以下にはスティーブ・ダニエル、ケビン・ワース、ジェイソン・クイン、デイビー・ハイトと続いている。AOYポイントレース首位のディーン・ロハスは80位、自らの暴言や悪態が原因で開幕直前にボートスポンサーを失ったが第4戦を制したことで実力は健在なところを見せつけたマイケル・アイコネリが18位、宮崎友輔さんが22位、清水盛三さんが70位タイ、大森貴洋さんが93位タイ、桐山孝太郎さんが98位タイに入っている。

 では、ここでクラークスヒルの名称について記しておこう。
J.ストロームサーモンド・リザーバーはサバナリバーをはじめとした3つの河川を堰き止めたマンメイド・レイクで、ジョージア州とサウスキャロライナ州に股がる。表水面積は287 平方kmと中規模なフィールドだ。
 このリザーバーは1954年に完成したのだが、当初は“クラークスヒル・ダム建設”としてスタート。しかし責任者がダム建設契約書にサインをする際、本来は“クラークヒル”だったのだが、誤ってClarkに“s”を付けてしまい、以来ダムはクラークスヒルと呼ばれるようになった。
e0652-2.jpg 1987年、サウスキャロライナ州内のダム建設に大きく貢献した当時の同州出身の上院議員がクラークスヒルの改名案を連邦議会に提出。「同州を代表し、長年、連邦議会に出席したしたJ.ストロームサーモンドの功労を称え、クラークスヒル・レイクをJ.ストロームサーモンド・リザーバーへと改名したい」というものだった。そして翌年、その議題が可決され、レイクの正式名称は「クラークスヒルにあるJ.ストロームサーモンド・ダムと湖(J. Strom Thurmond Dam and Lake at Clarks Hill)」と正式に改名された。ちなみに、「クラークスヒルにある」のクラークスヒルとはサウスキャロライナ州側にある町の名称である。
 この事実を聞いたジョージア州側の住人は、「自分たちのレイクが隣接州の議員の名前に変更された」と大騒ぎに。当時のジョージア州上院議員が再び名称をクラークスヒルに戻す(または再び改名)するように議案を提出したが却下。以来、同湖の正式名称はJ.ストロームサーモンド・リザーバーとなっているが、ジョージア州民はいまでも「クラークスヒル」と呼んでいる。
 
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Posted by DODGE at 2006年05月05日 13:15 in 海外トーナメント:BASS

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