琵琶湖博物館民俗資料目録を発刊　貴重な漁労民具紹介

　琵琶湖流域でかつて使われていた漁労民具を紹介する滋賀県立琵琶湖博物館（草津市）の民俗資料目録２冊（Ａ４判、それぞれ４５８ページ、２８３ページ）が、このほど発刊された。約２５００件すべて実物の写真付きで、収集時に行った提供者への聞き取り調査の内容とともに掲載されている。

　目録に収録したのは、県教委が１９７８年から１８年間で延べ約２３０人を動員して集めた漁具１５７４件と、造船や運搬用具など１０１０件。県教委から同博物館に移管後、１点ずつ大きさや構造などを調べ、約１０年がかりで用途別に整理した。
　収集地や、収集地での呼び方、大きさのほか、全収集物の写真を掲載し、代表的な漁具は図面も添えた。湖岸や川でフナ、コイを捕るもんどりや、えりのつぼに設置する底板など、今では見掛けなくなった漁具も多数収録されている。
　同博物館のホームページで近く公開予定で、希望者には無料配布する。問い合わせは同博物館ＴＥＬ０７７(568)４８１１へ。
（京都新聞）

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Posted by jun at 2006年05月02日 18:11 in 魚＆水棲生物