2006年04月11日

琵琶湖外来魚の効率的駆除策は 環境省調査検討会が初会合

 琵琶湖に生息するオオクチバスやブルーギルなどの効率的な駆除法を探る環境省の調査検討会が10日に発足し、初会合を大津市の県農業教育情報センターで開いた。外来魚駆除に向け、同省近畿地方環境事務所は2008年度までに琵琶湖の防除マニュアルを策定する予定で、マニュアル作りのために手掛ける調査の方法などについて、専門家が意見を交わした。

 計画では、琵琶湖への外来魚の供給源とされる内湖で駆除効果を確かめるために、湖北野田沼(湖北町)をモデル水域とし、産卵期の5月から8月にかけて、外来魚の生態や産卵場所を調査し、定期的に成魚の捕獲や産卵床の除去を試みる。また、産卵を誘発する人工産卵床を湖辺に約100カ所設置し、外来魚が好む産卵環境なども調べる。
 琵琶湖についても、水域別の捕獲量や漁業者への聞き取り調査などを基に産卵場所のマップを作り、各水域の特性に応じた防除マニュアルを作成する方針という。
 検討会には、県、県水産試験場などの関係者や研究者たち約20人が出席し、具体的な調査方法などについて議論した。
(京都新聞)

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Posted by jun at 2006年04月11日 19:03 in ブラックバス問題

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