2006年04月10日

温水でアユの冷水病克服 琵琶湖産、人気回復期待

 アユに穴が開くなど体を傷つけ大きな被害をもたらす冷水病を克服するのに、ふ化後に温かい水で育てる方法が有効との実験結果を滋賀県水産試験場が、8日までにまとめた。

 病原菌を死滅させるためで、県内の養殖業者の一部は琵琶湖で捕った稚アユをこの方法で育てており、5月からの本格的な河川への放流シーズンで琵琶湖産の人気復活を期待している。
 琵琶湖産のアユは縄張り意識が強く友釣りに最適とされ、かつては全国の河川に放流される稚アユの約7割を占めた。だが1990年ごろから「冷水病になりやすく、放流しても同じ川に帰ってこない」という風評が広まり、2005年のシェアは23%に落ちた。
(共同通信)

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Posted by jun at 2006年04月10日 09:38 in 内水面行政関連

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