国土交通省は24日、全国の河川敷などで見つかった2994種の植物うち、12・9%の385種が外来種で、割合は5年前に比べ1・9ポイント増えたとする2004年度の「河川水辺の国勢調査」結果を発表した。
生態系に影響を与える外来種の種類が増えていることが裏付けられた。
調査の対象を魚類や昆虫など種類ごとに9分類すると、両生類と哺乳(ほにゅう)類、5年前に調査のなかった甲殻類を除く植物など6分類で、生息を確認した種に占める外来種の割合が増加している。
このほか、鳥類は285種のうち15種、5・3%が外来種で5年前より2・9ポイント増えた。魚類は247種のうち16種で6・5%(5年前より0・4ポイント増)、爬虫(はちゅう)類は15種のうち2種で13・3%(同5・6ポイント増)だった。
(共同通信)