2006年03月14日

学芸員が琵琶湖博物館をPR 滋賀の小中学校を訪問へ

 滋賀県草津市の県立琵琶湖博物館はこのほど、学芸員が県内の小中学校を直接訪れて、同館を学習に利用してもらうためのPR活動を始めた。学芸員が1年間をかけて県内のすべての小中学校を訪問する予定で、学校側からの要望や意見も聞く。

 訪問は湖北、湖南など地域を分けて順番に行っている。32人の学芸員が2人一組になって学校を回り、校長や教諭に、同館が実施する体験学習のメニューや学芸員による出前講座などの効果的な利用方法について説明している。
 琵琶湖博物館の年間入館者数は、開館2年目(1997年度)の97万人をピークに減っており、昨年度は44万人に落ち込んだ。横ばいだった学校の利用も本年度から減少に転じ、2月末時点で前年同期を32校、約8300人下回っている。
 学校側からは「地域のさまざまなことを調べる学習や自然観察のこつを教師に助言してほしい」「ポイントを絞って館内見学できる工夫を」といった意見が出ているといい、布谷知夫・上席総括学芸員は「教育現場の声を展示や観察会に生かし、学校が環境学習などに利用しやすい博物館づくりに努めたい」と話している。
(京都新聞)

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Posted by jun at 2006年03月14日 12:07 in その他のニュース

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