国交省贈収賄事件：係長を収賄などで起訴−−事務用品納入汚職　／千葉

　国土交通省職員らによる贈収賄事件で、千葉地検は1日、事務用品納入業者に便宜を図った見返りに現金30万円を受け取ったとして、茨城県神栖市横瀬、国交省関東地方整備局霞ケ浦河川事務所契約課契約係長、田谷正夫容疑者（45）＝収賄と詐欺容疑で逮捕＝を収賄罪などで起訴した。「借金返済に使った」と起訴事実を認めている。一方、県警は同日までに納入業者の当時社長だった男（79）を贈賄容疑などで地検に書類送検した。

　起訴状によると、田谷被告は同局利根川下流河川事務所（佐原市）の経理課契約係長だった03年5月19日、文房具などの納入に関して便宜を図る見返りに業者側から自身の銀行口座に現金30万円を振り込ませた。
　また、田谷被告は男性と共謀し、同年7月9日、同事務所がインクカートリッジなど物品4点を購入したかのような書類を作成。決裁権のある上司を信用させ、男の会社の口座に32万1300円を振り込ませた。
　地検によると、田谷被告は借金が約1000万円あり、返済期限が迫っていたため男にわいろを持ちかけたという。【神澤龍二】

３月２日朝刊
（毎日新聞）

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Posted by DODGE at 2006年03月02日 13:05 in 内水面行政関連