2006年02月25日

ビッグウエイト続出、アイコネリは再びDQ/BASSバスマスター・クラシック2006:初日

06c1_luke2.jpg 第36回BASS CITGOバスマスター・クラシックが2月24〜26日の日程でフロリダ州レイク・トホを舞台に開催されている。真夏の祭典が初春にシフト。しかも世界屈指のビッグバスファクトリーで開催されるだけに、誰もがビッグウエイトに期待をかけていた。この期待は現実となり、初日からハイペースな内容に。観衆のどよめきは空前絶後の沸騰状態に達した。この日のトップに立ったのは2004年度Wal-Mart FLW Tourチャンピオンシップにて優勝、定期的に開催されているトーナメントにおいては最高賞金額である50万ドルをすでに獲得した経験をもつワシントン州出身ルーク・クラウセン。彼はこの日7Lbを含む16尾のキーパーをキャッチ。29Lb6ozというソリッドウエイトを持ち帰った。06c_1-2.jpg「サイトフィッシングではないが、スポーニングエリアで釣っている。とにかくスローにアプローチしている。マイエリアにどれだけバスが残っているかわからないが、明日もビッグウエイトを叩き出せると思う」と自信たっぷりにコメントした。2位には地元フロリダ在住のプレストン・クラークが29Lb1oz、3位エドウィン・エバースが23Lb10oz、4位ケビン・ワースが22Lb5oz、5位リック・クランは20Lb12oz、6位デイビー・ハイトが20Lb9oz、7位ジェフ・クリートが20Lb3ozと上位7名が20Lbオーバーをマークした。

 クラウセンとクラークのウエイトはクラシックにおけるワンデーのヘビエストウエイト・レコードを更新。しかもクラークは11Lb10ozのビッグフィッシュもウエイインし、クラシックのラージェストフィッシュ・レコードも更新した。

 前線の通過が初日の競技中に重なると予報が出ていたが、夜中のうちに無事通過。気温はやや低くなり、1日を通し曇り空で風速7mのコンディション。前線の直撃を免れ、ビッグウエイトが連発した。
 ほぼ30Lbという超ビッグウエイトを叩き出したクラウセンとクラークだが、彼らのパターンは異なる。クラウセンはブラインド、クラークはサイトフィッシングでシャローのバスを攻略した。06c1_clunn2.jpg

 ちなみに8位以下には順にラリー・ニクソン、イッシュ・モンロー、ロン・シャフィールドと続いている。これを見て分かるのは、新旧アングラーが上位にバランスよく入っていることだ。クランやニクソンを応援するファンは多いが、若手のクラウセンやアフリカ系アメリカ人のモンローが優勝することは、バスフィッシング界の可能性や進化にも大きな貢献になるとも思われる。06c1_evers2.jpg

 また初日は51名出場中49名がリミットメイクに成功。マイケル・アイコネリはDQとなった。basswaveのソースによると、アイコネリは競技中、ライブウェルをチェックするとバスが横たわって浮いていることに気づいたという。なんとか蘇生させようと努力したらしいが、パニックを起こした彼はバックシートにあるランニングライトを破壊して、それを投げたという。
 アイコネリはボート上からトーナメント・ディレクター(以下:T.D.)に電話をしてデッドフィッシュの入れ替えが可能かを確かめるが答えられないと返答されたという。
 ウエイイン後、トーナメントルール(Eliteシリーズルールを採用)の第6条「スポーツマンシップ」に反する行為と判断され、T.D.がアイコネリのDQを発表。ちなみにフロリダ州のフレッシュウォーター・レギュレーションにより、デッドフィッシュの入れ換えは禁止されているようだ。(BASSはローカルルールを最優先する)。06c1_mike2.jpgしかし、今回のDQはデッドフィッシュの入れ替えではなく、第6条違反によるものと加えて発表された。 またパフォーマンスが過激なことで有名なアイコネリはクラシック2004年大会2日めにもオフリミットエリアで釣りをしたためにDQになっている。まさにアイコネリらしいハプニングではあるのだが……。

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Posted by DODGE at 2006年02月25日 18:42 in 海外トーナメント:BASS

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