2005年05月23日

コイヘルペス:2尾から陽性反応 白石町で152尾死ぬ−−今年初/佐賀

 県水産課は20日、白石町のクリークで死んだマゴイに、コイヘルペスウイルス(KHV)病の陽性反応が出たと発表した。県内でKHV病のコイが確認されたのは今年初めて。

 同課によると、同町須古と同町牛屋で19日に54尾、20日に98尾の計152尾のマゴイが死んでいるのが見つかった。牛屋の3尾を診断、2尾に陽性反応が出た。全尾回収し、焼却処分したという。
 県内水面漁場管理委員会は今月、KHV病の再発などを防止するため、県内の河川などにコイを持ち込むことを原則全面禁止する指示を出している。【阿部義正】5月21日朝刊(毎日新聞)

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●5月18〜20日のKHV関連ニュース

コイヘルペス:吉野川本流でも、回収の死がいから陽性反応−−六条大橋付近/徳島
 今切川など吉野川水系の河川でコイヘルペスウイルス(KHV)病に感染したコイの死がいが見つかった問題で、県は19日、吉野川本流の六条大橋(上板町など)付近で回収された死がいからもKHV陽性反応が出たと発表した。県は検体を三重県内の機関に送り、確定診断を進めている。
 県水産課によると、死がいはパトロール中の国土交通省職員が18日発見し、連絡を受けた県が6匹を回収した。県は2匹を県水産研究所(日和佐町)で1次検査したところ、ともに陽性反応を示したという。このため、県は19日、確認検査の目的で、水産総合研究センター養殖研究所(三重県南勢町)に検体を依頼した。遅くとも、週明けには、検査結果が判明する見通し。
 KHV感染が確認された場合、池田ダム(池田町)付近までは、遡上するのに大きな障害物はないため、感染が広がる可能性もあり、県などは警戒を強めている。
 吉野川本流では13日にも、名田橋(徳島市など)付近で10匹の死がいが回収されたが、腐敗が進んでいたため検査できなかった。今月9日に始まった国交省などによるコイの死がい回収は、今切川のほか、旧吉野川、大谷川などで現在も続いており、19日までに、本流の98匹を含め約4530匹に達している。【植松晃一】5月20日朝刊(毎日新聞)
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コイヘルペス:また陽性反応検出−−東広島/広島 
 熊野町や東広島市内の池で死んだニシキゴイからコイヘルペスウイルス(KHV)の陽性反応が出た問題で、県は19日、新たに同市内の別の民家の庭池で死んだニシキゴイ3匹からKHVの陽性反応が出たと発表した。
 県水産振興室によると、この池とこの家の別の池で、同日までに約20匹が死んだという。
 男性は今年1〜3月、インターネットで神奈川、愛知、大阪など5府県6業者から約30匹のニシキゴイを購入。同室は、この中にKHVに感染したコイがいた可能性が高いとみている。【下原知広】5月20日朝刊(毎日新聞)
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<コイヘルペス>発生1年半 いけすは空っぽ 茨城の業者
 全国一のコイ出荷量を誇った茨城県の養鯉(ようり)業が存続のピンチに陥っている。03年10月のコイヘルペスウイルス病(KHV)発生から1年半以上たった。本来なら出荷などに向け、稚魚の大きさを選別する忙しい時期だが、県の命令で養殖コイはすべて処分された。業者の多くは養殖再開を希望するが、4月には養殖の魚類などに病気の「恐れ」があるだけで出荷を禁じることができる法改正案が、国会で可決された。KHVの波紋は収まらない。
 午前7時。養鯉業者が霞ケ浦の定置網を引き上げると、鋭いとげを持つアメリカナマズが姿を見せた。「今までは見向きもしなかったが、コイの養殖ができない今、何でも捕獲して売らないと」
 県はKHV発生直後から、病気に感染した魚類などの出荷を禁じることができる「持続的養殖生産確保法」を適用した。養殖コイはすべて処分されたが、県は「KHVが根絶されたとは言えない」と養殖自粛を求める。同県のコイの出荷量は年間約5000トンで全国の半分を占めたが、今は見る影もない。昨年5月の県の調査によると、県内58の養鯉業者のうち2割近くが廃業を固めた。
 「行政はどうしたら養殖を再開できるか真剣に考えてほしい。我々に死ねというのか」。ある養鯉業者(45)は憤る。霞ケ浦でアメリカナマズや天然コイを捕獲して食用に販売するが、収入は10分の1になったという。
 さらに業者への打撃となりそうなのが国の方針だ。国は「病気に感染する恐れ」を都道府県知事が認めれば出荷を規制できる内容の同法改正案を、国会に提出し、4月20日に可決された。農林水産省は「疾病の広がり防止が最重要。養殖再開の方法は、都道府県や養鯉業者が考えるべきだ」と話す。県は「業者の窮状は分かるが、またKHVで養殖コイが死んだら霞ケ浦の他の水産業にも影響が出る」と当面、養殖自粛の方針を変えない考えだ。【須田桃子、三木幸治】(毎日新聞)
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琵琶湖のコイ、野生型は世界的な貴重種\n 琵琶湖に生息する野生型コイが世界的に珍しい「貴重種」であることが19日までに、東京大海洋研究所の馬渕浩司研究員らの調査でわかった。
 琵琶湖には野生型と養殖型が生息。昨年、コイヘルペスウイルスで死んだコイを採取、調べたところ、ほぼすべてが野生型で、「ミトコンドリアDNA」の分析の結果、養殖型や、各国の野生型と塩基配列が異なっていた。
 県は「保護が急務」として、生態把握などに乗り出し、絶滅の心配がある場合は、人工飼育の可能性も探る。馬渕研究員は「水産資源だけでなく、自然遺産としても保護する必要がある」と指摘。(読売新聞)
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コイヘルペス:コイの持ち込み、全面禁止を指示−−県内水面漁場管理委/佐賀 
 ◇再発防止へ
 昨年5月以降、県内の河川などに生息するコイに感染し、大きな影響を与えたコイヘルペスウイルス(KHV)病について、県内水面漁場管理委員会は17日、その再発などを防止するため、18日から1年間、県内の河川などにコイを持ち込むことを原則全面禁止する指示を出した。5月18日朝刊(毎日新聞)
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コイヘルペス:岸和田のニシキゴイに疑い/大阪 
 府は17日、岸和田市内でコイを飼育している愛好家の水槽から、コイヘルペスウイルス(KHV)病の疑いがあるニシキゴイを確認したと発表した。飼っている約50匹のうち約20匹が、13日からの4日間で次々と死に、1次検査をした2匹からKHVを検出した。
 独立行政法人・水産総合研究センター養殖研究所による正式な診断結果は19日に出る予定で、確定すれば府内では今年初のKHVとなる。府は愛好家に対し、コイを移動させないよう要請した。【沢田石洋史】5月18日朝刊(毎日新聞)
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Posted by jun at 2005年05月23日 13:20 in KHV関連

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