2017年11月07日

外来種ウチダザリガニ 抱卵メスを狙い撃ち 北海道で調査着手

 【美幌】オホーツク管内美幌町内の鶯沢(うぐいすざわ)川に生息する特定外来生物ウチダザリガニの駆除を行っている美幌博物館などは、抱卵したメスの冬眠場所を特定する調査に着手した。メスに発信器を取り付け、冬眠に入った時期を見計らって小型無人機「ドローン」で発信器の電波を追跡、居場所を突き止める。春に大量の卵がふ化する前にメスを集中的に駆除し、増殖を食い止める作戦だ。(美幌支局 嶋田直純)

 周辺や似た条件の場所を探し駆除

 冬眠中の抱卵したメスを駆除するため、昨秋まで東京農大生物産業学部(網走市)でザリガニ研究に携わった三重大大学院(津市)の金岩(かないわ)稔准教授と、水生動物の調査用発信器などを扱う田中三次郎商店(福岡県小郡市)と共同で、謎の多い抱卵したメスの生態に迫ることにした。

 初回調査は26日、鶯沢川で実施。捕獲した全長約10センチのメス3匹の背中に、約1センチの魚類調査用発信器を接着剤などで固定。その後、川に戻した。同時に発信器の電波を受信して位置を特定するためのドローンの試験飛行を行い、受信状態を確認した。

 12月中旬には、川の上空にドローンを飛ばして発信器の電波を頼りにメスの冬眠場所を見つける。その上で、周辺や似た条件の場所を中心に抱卵したメスを探し、駆除していく

ウチダザリガニとは
 米北西部原産。体長15センチ以上に成長する。道内では1930年(昭和5年)、米国から食用として摩周湖に放流され、道内各地に持ち出されたとみられている。道東、道北を中心に生息地を広げている。2006年に飼育や放流などが禁止される特定外来生物に指定された。

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Posted by jun at 2017年11月07日 10:21 in 外来生物問題

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