桂川の清掃や動植物の観察会を行う住民グループ「桂川クラブ」が、京都市右京区梅津大繩場町の松尾橋付近の左岸河原で、外来植物の駆除を春から始めた。同クラブは「数が減っている在来植物の保護につなげたい」としている。
桂川流域には、府レッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されているユキワリイチゲ(キンポウゲ科)、ミゾコウジュ(シソ科)など希少な在来植物が生息している。しかし、繁殖力の強いコセンダングサ(キク科)、オオアレチノギク(同科)など外来植物が勢力を広げ、在来種が数を減らす原因の一つとなっている。
会長の田子稔さん(70)たちは繁殖力の強い外来種を減らすことで、在来種が生育しやすい環境を作れないかと考え、4月に駆除を始めた。
外来種を駆除する範囲は松尾橋から桂川下流にかけて約1キロの河原。月に1度、約10人が参加する。手間はかかるが繁殖力が強い外来種のみを駆除するため、全て手作業で草抜きを行っている。クラブとしての活動に加えて、個人で駆除するメンバーもいる。
希少な在来種が河原に定着した例はまだ確認されていない。田子さんは「在来種が復活するまで活動を続けていきたい」と意気込んでいる。