環境省と農林水産省は、欧州原産で特定外来生物のセイヨウオオマルバチの農業での利用を、2020年までに半減させる方針を決めた。
ハウス栽培のトマトの受粉などに使われた個体が野外に逃げ、在来種と交雑するといった生態系への影響が懸念されており、在来種のクロマルハナバチなどの利用に転換を促す。
環境省によると、セイヨウオオマルハナバチはミツバチなどの仲間で、受粉の手間を省くため1992年から本格的な輸入が始まった。近年は年間約6万個の巣箱が農業用で流通しており、クロマルハナバチの倍になっている。
しかし管理不十分な個体が逃げ、野外で定着した例が分かっており、交雑や在来種の減少が懸念されている。2006年には飼育などが原則禁止される特定外来生物に指定されたものの、環境相の許可を得れば農業目的で飼育できる状態が続いている。
このため、両省はまず農家にクロマルハナバチの利用を促すことを決めた。在来種の比率を増やし、外来種の利用が半減するよう誘導する。
Posted by jun at 2017年04月12日 10:25 in 外来生物問題