琵琶湖で最も水質が悪いとされる赤野井湾(滋賀県守山市)の再生に取り組む住民たちの姿を追った記録映画「Report びわ湖・赤野井湾2015」の初の上映会が17日、大津市浜大津の明日都浜大津で催される。監督の島田耕さん(85)=同市荒川=は「琵琶湖の環境を考えるきっかけになれば」と話す。
代表作に米軍占領下の沖縄で日本復帰運動を率いた故瀬長亀次郎氏を描いた「カメジロー 沖縄の青春」(1998年)がある島田さんは、元守山市議の吉川忠司さんが湾の歴史や水質について書いた本を読み、「赤野井湾から琵琶湖の環境を考えるのは面白い」と企画した。
地元の子どもを招いて水質調査を行うNPOのメンバーや、外来水草オオバナミズキンバイの駆除を行う漁師らの姿を2年余りにわたって取材。2015年6月に完成させた。水質悪化の一因として、国が1986年に沿岸に設置した消波堤(全長600メートル)のあり方についても問題提起している。
上映は午前10時と午後3時の2回。参加費500円。主催は大津市の市民団体「びわ湖の水と環境を守る会」。問い合わせは島田さんの携帯電話090(9885)7578。