世界最古の湖、バイカル湖(ロシア)に生息する魚やエビが7日、滋賀県草津市の県立琵琶湖博物館に運び込まれた。同館のリニューアルオープン後に常設展示される予定で、生きた状態で展示されるのは同館が国内唯一となるという。
同館は来年7月のリニューアルに向けて現在改装を進めている。改装後に古代湖をテーマにしたコーナーが設けられ、バイカル湖の魚などは、タンガニーカ湖(タンザニア)など世界の四つの湖の魚とともに展示される。
バイカル湖はロシア南東部に位置し、3千万年前にできたとされる。今回納入されたのは、サケ科のバイカルオームリなど固有種3種類を含む5種類62匹。5日夜にロシアのバイカル博物館を出発し、2日かけて到着した。
午前8時半ごろ、魚を積んだトラックが到着すると、学芸員らは中の箱や袋を開け、長旅で弱った魚が死なないよう水中に酸素を入れた。同館の桑原雅之総括学芸員は「古代湖の中には外来種が原因で固有種が激減した湖もある。展示を通じて、琵琶湖と人との関わりを考えるきっかけになれば」と話している。