福岡市は4日、東区香椎照葉1丁目(アイランドシティ)の市道で、特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」の駆除作業を行った。2007年10月に九州で初めて、アイランドシティ西側のコンテナターミナルで発見された赤い背中の「厄介者」。市内では南区を除く6区で生息が確認されたものの、駆除作業が功を奏し、数は減りつつある。
市が駆除作業を本格化したのは12年9月。香椎照葉の福祉施設で80代の女性がかまれてけがをしたのがきっかけだ。活動が鈍くなる11月を駆除強化月間と定め、市内全域の公園や市民センター、道路などで実施している。13年1〜9月の駆除数は約1万4700匹に上ったが、15年の同時期は約3900匹と3割以下に減った。駆除数の9割以上が東区という。
この日は市職員ら8人が作業。慣れた様子で歩道のベンチ下の隙間や道路のガードパイプ、側溝などに殺虫剤を吹きかけていった。1時間で計25匹、卵のう29個が見つかった。市生活衛生課は「根絶は難しいが、市民の安心安全を守るために今後も継続したい」としている。