2014年12月03日

ブラックバス・伊豆沼侵入阻止 上流駆除作戦

 栗原市一迫柳目のため池「葉の木沢」で11月30日、地域住民が特定外来生物の魚オオクチバス(ブラックバス)の駆除に当たった。川でつながる下流の伊豆沼(栗原、登米市)を含めた生態系維持が目的。参加者は広域的な環境保全の大切さを感じていた。

 地元の大館環境保全会が企画し、住民ら約50人が参加した。県伊豆沼・内沼環境保全財団が協力した。
 池は集落から離れた山あいにあり、事前に1週間かけて水を抜いた。参加者は胴長姿でタモを手に池に入った。ぬかるみに足を取られながら、水たまりで大量の魚をすくった。
 捕獲したバスは652匹で、体長は最大42センチ。在来種はコイ約120匹、ヘラブナ1100匹などだった。5年前の駆除時点よりバスは増え、増殖の実態が再確認された。
 財団の藤本泰文研究員(水産学)によると、伊豆沼上流にはバスの生息が確認されたため池が34カ所あり、数年前から延べ十数カ所で駆除している。ことしは今回で4カ所目となる。
 伊豆沼のバスは1990年代半ばから増え、在来の小魚の漁獲量は3分の1に激減した。駆除によって伊豆沼自体のバスは2005年をピークに10分の1に減ったが、上流から入り込む例が増えており、藤本さんは「流域単位の生態系保護が重要」と指摘する。
 保全会の佐藤吉男会長(81)は「昔はエビをたくさんすくっていたが、マブナなどとともに見なくなった。子どもたちには環境保全の大切さを知ってほしい」と話した。
 参加した栗原西中2年伊藤駿君(13)は「バスは思ったより多く、在来種の魚を大切にしなければならないと感じた」と語った。

+Yahoo!ニュース-宮城-河北新報

Posted by jun at 2014年12月03日 13:14 in 外来生物問題

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