2014年10月29日

外来魚回収20年度以降で最少 生息数減、一定の駆除効果も 滋賀

 琵琶湖の生態系維持のため、県が釣り人らに協力を呼びかけている外来魚回収の取り組みで、今年度上半期の回収量が10・3トンだったことが28日、県のまとめで分かった。平成20年度以降の上半期で最少。県は、外来魚の生息数の減少に加え、今夏は雨が多く釣りに出かける人が少なかったことも要因と分析。回収の取り組みに一定の駆除効果があったと評価した上で、さらに回収量を増やすため広報活動を強化する。

 湖の生態系を乱すブルーギルやブラックバスなどの外来魚を減らそうと、県は15年度、釣り上げた外来魚の再放流を禁止する条例を施行。湖岸周辺の公園や漁港に、回収ボックスやいけすを計98基設置し、駆除への協力を求めている。

 県琵琶湖政策課によると、年間回収量は22年度の21・5トンをピークに減少傾向となり、25年度は14・2トン。さらに今年度は、釣り客の多い9月までの上半期で、前年度同期の11・0トンを下回る10・3トンにとどまり、20年度以降最少の実績だった。一方で、外来魚の推定生息量も18年度の1914トンをピークに減少し、最新データの24年度は1295トン。

 同課は、回収ボックスの設置や、民間団体などが主催する外来魚釣り大会などの取り組みが一定の成果を挙げ、外来魚の生息量減少につながっていると評価。その一方、夏に雨が降り続いた影響で、釣りに出かけた人が例年より少なかったため、釣り上げた外来魚の数が減った恐れもあると指摘している。

 「生息量が減少したとはいえ、湖の環境を守るにはもっと減らす必要がある。回収量の目標は年間20トン」と同課。今年度下半期は外来魚を釣る大会などに釣りざおを無料で貸し出すなどの支援をおこなったり、ホームページなどで外来魚の回収を呼びかけたりして、目標達成を目指す。

+Yahoo!ニュース-滋賀-産経新聞

Posted by jun at 2014年10月29日 15:58 in 外来生物問題

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