長町の住宅街に夜な夜なハクビシンが出没し、話題になっている。つがいで塀の上を歩いたり、庭に植わったビワの実を食べたりするなど、堂々と活動している。農地はないため、これといって目立った被害があるわけではなく、住民は今のところ「駆除するのはかわいそう」と静観しているが、一方で「繁殖したら大変だ」とも気をもむ人もいる。
長町3丁目に住む浅倉功さん(77)は「午後8時ごろになると裏庭の塀を歩くハクビシンをよく見掛ける」と話す。4年ほど前から出没していたが、今年は特に頻繁に姿を見せている。これまでに確認されたのは雄、雌各1匹で、時にはつがいでも現れる。
浅倉さんによると、ハクビシンはよく熟れたビワや梨の実を食べる。人の姿を見ても、慣れているのか、おびえた様子を見せずににらみ返すような構えを取り、ゆっくり立ち去るという。近所の家では、池にすむカモの卵が食べられ「ハクビシンの仕業か」とうわさになったこともあった。
住民たちは、長町かいわいの家にはうっそうとした木や茂みのある庭が多く、餌となる果実なども豊富なことから、ハクビシンが好んですみついているのではないかと推測している。
市内のハクビシンの個体数や繁殖状況について、市はまとまった調査データを持っていないが、「近年はまちなかの住民からも『屋根の上に居た』『軒下をうろついていた』といった相談を受けることがある」(環境政策課)という。
アライグマのように特定外来生物に指定されている動物は、公共団体の職員が運搬などに携わる必要があるが、ハクビシンは指定を受けていないため、市は相談を受けた場合、駆除業者があることを紹介するにとどめている。北國新聞社
Posted by jun at 2014年07月11日 16:25 in 外来生物問題