世界遺産・春日山原始林(奈良市)に外来種のナギやナンキンハゼが侵入している問題で、県は25日、ボランティアらと原始林南部の一部約4千平方メートルで、ナギの試験的駆除を行った。10月以降に本格的な駆除を始める予定という。
この日作業に当たったのは、県職員とボランティア計約20人。奈良高専のOBらが技術の指導に当たり、低木の状態から幹の直径が約10センチ、高さ約10メートルぐらいまでのナギを鉈(なた)やのこぎりで伐採した。
作業場所付近は、もともと原始林に自生していたカシの一種「イチイガシ」が生えている地域。暗い場所でも育ち、寿命も長いナギが増えることで、イチイガシが圧倒されることを防ぐために駆除を行った。
また、イチイガシなどの芽を鹿が食べてしまう例も報告されており、県は作業場所の周囲を囲う柵を設置して今後5年ほどかけて植生の変化をモニタリングする。
県の担当者は「春日山原始林が昔ながらの姿を保っていけるよう、民間の方と連携して取り組んでいきたい」と話している。
Posted by jun at 2014年05月28日 18:11 in 外来生物問題