来春に全国植樹祭が開かれる小松市の木場潟で、昆虫類、魚類の生息調査が行われる。同市と金大、環境保全団体による調査チームが、4月から11月にかけて種類や分布場所を調べ、過去のデータと照らし合わせる。調査されたことがないイタチやタヌキなどの哺乳類も対象に加え、木場潟の「今」を把握して環境保護活動に生かす。
調査を実施するのは、小松市など9団体が昨年11月、木場潟の水質改善や生物保護を目的に設けた「木場潟資源調査 企画推進委員会」。昆虫類は石川むしの会、魚類はいしかわ動物園の関係者が中心になって調査し、写真や標本を残す。
同市によると、木場潟では各団体が別々に動植物の分布を調べてきた。日本野鳥の会石川支部が毎年、鳥類の生息状況を調べているが、昆虫類は1990年代前半、魚類は2006年以降は調査されていない。
同委員会が6日までに過去の文献を集約したところ、木場潟には鳥類185種、魚類42種、昆虫類110種が生息していた。78〜80年に34種いたトンボ類が90年に15種まで減少したことや、アメリカザリガニやミシシッピアカミミガメ、ウシガエルなど外来生物の生息が確認されている。
木場潟は昭和50年代以降、生活排水の流入などが原因で水質が悪化しており、同委員会は水質と動植物の生息状況の変化に関連性がないかどうかも調べる。
調査結果はデータベース化し、同委員会が新年度中に策定する木場潟環境改善アクションプラン(行動計画)に反映する。同市の担当者は「木場潟の環境保全を進める基礎資料として活用したい」と話した。
Posted by jun at 2014年02月13日 17:16 in 外来生物問題, 魚&水棲生物, 自然環境関連