京都府亀岡市内の保津川水系にいる国天然記念物アユモドキの保全関係団体でつくる「市保津地域アユモドキ保全協議会」の本年度活動報告会が28日、市役所で開かれた。生息地近くで府のスタジアム建設が予定されていることを受け、出席者から今後、人工増殖を図るなど「攻めの保全」を求める意見が出された。
市や地元自治会、研究者ら14団体・個人の26人が出席した。冒頭、塚田勇会長が「周辺状況がいっぺんに変わってきている。増殖で数を増やしていき、人と自然が共生して発展する姿を発信したい」とあいさつした。
会合では、保津川支流の七谷川で昨夏、保津町自治会が行ったアユモドキの生息調査について、確認できなかったことが報告された。雑水川でも確認できなかった。このほか、外来魚駆除の実績報告では、出席者からは「鳥やヌートリアの対策も必要」といった声が上がった。
また本年度の推定個体数は、岩田明久京都大教授の調査から、当歳魚が160プラスマイナス69・5尾、1歳以上の親魚が512・3プラスマイナス236・9尾とみられることも報告された。