2013年12月23日

「オオバナミズキンバイ」駆除へ協議会 琵琶湖で急増受け

 滋賀県は、琵琶湖で急増する外来種の水草「オオバナミズキンバイ」を駆除する協議会を、3月までに環境保護団体や住民と結成する。繁殖力が強く駆除が難しいため。効率的な除去や処分の方法を探り、生態系に深刻な影響を与える前に根絶を目指す。

 オオバナミズキンバイは南米・北米原産の多年生植物で、観賞用として輸入され、帰化したとみられる。
 琵琶湖では2009年12月に赤野井湾沿岸(守山市)で142平方メートルにわたって繁殖しているのが確認されて以降、急激に生息域が広がり、昨年12月には大津、守山、草津各市の南湖で09年の129倍に当たる1万8292平方メートルにまで拡大した。湖魚の産卵や漁船の航行を妨げ、在来の水草との交雑も懸念されている。
 県はこれまでに約1万400平方メートルを駆除し、赤野井湾や瀬田川でも漁業者らが根絶に取り組んでいる。しかし、切断しても茎から再生するため、機械ではなく人力で丸ごと取り去る必要があり、作業が難航している。
 協議会は、環境保護団体や南湖沿岸の住民、漁協、県などで結成する。できるだけ労力をかけずに除去し、大量に処分できる方法を検討する。県琵琶湖環境科学研究センターでも生態の解明を進め、増殖しないように機械で刈り取る方法も研究する。
 環境省も来年6月をめどにオオバナミズキンバイを特定外来生物に指定し、輸入や販売を禁じる措置を検討しており、県自然環境保全課は「指定されれば、危険性を市民に理解してもらう後押しになる」と期待している。

+-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2013年12月23日 10:23 in 外来生物問題, 自然環境関連, 内水面行政関連

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