琵琶湖をはさんで向かい合う大津市と草津市は2日、景観保全などに一体的に取り組む「びわこ大津草津景観推進協議会」を設立した。県内の自治体同士が景観の協議会を設立するのは初めて。越直美大津市長と橋川渉草津市長が「びわこ大津草津景観宣言」に調印した。今後、同協議会で両市を対象にした景観基本計画も策定する。
大津市では近年、湖岸沿いに大型マンションなどが増えている。一方、対岸の草津市は昨年、景観計画を策定し、湖岸や田園地域で高さ規制を定めた。
両市は、景観のあり方について2010年から担当者レベルでの協議を7回開催。昨年9月には大津・草津湖上サミットを開き、両市長が湖上からの景観について意見交換し、景観対策に連携して取り組むため、両市職員らでつくる協議会の設立を決めた。
2日、大津市柳が崎のびわ湖大津館で開かれた協議会の第1回会合では、琵琶湖の対岸景観や旧東海道の歴史的景観の保全、屋外広告物の規制や指導に共同で取り組んでいくことを確認。両市民が協力して価値の高い景観の保全などに取り組むことを内容とする景観宣言の文書に両市長が署名した。
越市長は「両市の間の景観について市民にも理解していただき、景観をより良いものにしていきたい」と述べた。橋川市長は「近江八景など、歴史的にも大津と草津市は景観で結びついている。宣言を機に両市が発展し、よりよい景観づくりにつなげたい」と語った。