■明石市が無料キャンペーン
「ポスト」で飼育できなくなったカメを引き取ります−。明石市が、強い繁殖力で生態系を壊すとされるミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)の無料引き取りキャンペーンを実施したところ、100匹以上集まったことが21日、分かった。市担当らは「予想以上の結果。今後の実施も検討したい」と手応えを感じている。
ミドリガメは繁殖力が強い米国原産の外来種。ため池などに捨てられると、絶滅の恐れのある在来種「ニホンイシガメ」の生息地を占拠するなど生態系に影響を与え、「要注意外来生物」に指定されている。
市環境総務課によると、平成23年に市内のため池33カ所で調査した結果、このうち7割のため池でミドリガメの生息を確認。24年5〜6月に谷八木川流域で行った防除調査では1634匹を捕獲した。
市はミドリガメの捕獲が進んだとして、今度は捨てられる前に回収するキャンペーンを企画。10月16〜31日に、計13カ所で「カメポスト」とする引き取り場所を設置。市職員が立ち合い、カメを引き取った。同期間中に持参できない場合を考慮し、引き取りを電話で受け付ける「カメダイヤル」も用意した。
この結果、集まったミドリガメは計138匹。手放す理由を尋ねたところ、「大きくなりすぎた」や「世話をする人がいなくなった」という意見が多かったという。
回収したミドリガメは、神戸市立須磨海浜水族園(同市須磨区)の淡水ガメ研究施設「亀楽園」で研究に活用されている。明石市のミドリガメ対策アドバイザーで、カメの生態系に詳しい同水族園の亀崎直樹園長は、「自治体がミドリガメの引き取りを行うのは初めてだろう。全国的にミドリガメの大繁殖が問題になりつつあり、水際で繁殖を防ぐ取り組みは広がるべきだ」と話した。
Posted by jun at 2013年11月23日 15:30 in 外来生物問題