氷見市に生息する淡水魚を展示している富山大理学部・氷見市連携研究室の「ひみラボ水族館」(同市惣領)に勤務するスタッフらが、「氷見淡水魚食文化研究会」を設立した。同市内の河川にすむ国指定天然記念物のイタセンパラを保護するため、天敵の外来魚を「おいしく駆除」するのが活動のテーマ。今秋開く試食会に向け、研究を本格化させている。
研究会は、イタセンパラを捕食するブラックバスやライギョの調理法を考案、普及させることで駆除を加速し、イタセンパラの生息環境を守ろうと5月に発足した。
市教育委員会主任学芸員で日本魚類学会員の西尾正輝代表、ひみラボ水族館の作業研究員、富山大理学部生物学科OBら5人でつくる。
近年あまり食べられなくなったコイやフナ、ウグイなどの淡水魚食文化の復興も目指す。
現在は10月に開く試食会に向け、レシピや川魚特有の臭みを取る調理法を研究している。これまでにブラックバスのフライと氷見市万尾地区で収穫される「万尾イタセンパラ米」を使ったライスバーガー、ライギョの空揚げ、オイカワの南蛮漬け、ウグイの干物などを試作してきた。
西尾代表は「敬遠されがちな淡水魚だが、捕まえる場所や調理法によっては驚くほどおいしく食べられる。多くの人に淡水魚と、イタセンパラが生息する氷見の恵まれた自然環境を知ってほしい」と話している。
Posted by jun at 2013年08月20日 14:46 in 外来生物問題, 魚&水棲生物