2013年08月20日

能美でアライグマ初捕獲 福井から北上

 能美市内で近年、特定外来生物のアライグマの目撃が増えていることが、市立博物館などの調査で分かった。2011(平成23)年度に市内で初めて2頭捕獲され、今年6月には幼獣4頭が見つかった。市などによると、福井県方面から北上し、市内の個体数が増えているとみられる。

 能美市立博物館によると、11年度は市内でアライグマの目撃情報が7件あり、2頭が捕獲された。今年6月14日には、地域住民らでにぎわう市辰口福祉会館付近の樹上と側溝で、市職員らが幼獣を2頭ずつ捕獲した。

 アライグマは81、82年の旧辰口町の調査で、町内には生息しないとされていた。能美市農政課は「イノシシ同様、アライグマも繁殖力が強く、北上しているのだろう」としている。市内ではアライグマと特定できる農作物被害はほとんどないが、同課は「被害が増えないよう、捕獲するなど対策を進めたい」としている。

 県内では、アライグマは02年度に加賀市で初めて捕獲された。その後、捕獲頭数が年々増え、08年度は35頭、10年度は55頭、12年度は85頭に上った。

 能美市立博物館は11年度、市内で哺乳類の生息について調査を実施。アライグマやタヌキ、ニホンカモシカなど24種類の生態や目撃場所を調べ、「能美市ほにゅう類図鑑」にまとめた。路上でタヌキなどの哺乳類が車にはねられて死ぬ「ロードキル」は42件確認された。市立博物館は「動物は身近にすんでいる。生物多様性を考え、ロードキルに注意してほしい」としている。

+Yahoo!ニュース-石川-北國新聞社

Posted by jun at 2013年08月20日 13:54 in 外来生物問題

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