飼育が難しくなった魚などを一時保護してきた稲田公園内の「おさかなポスト」(川崎市多摩区)でカメ類の受け入れを中止して以降、遺棄されるカメの姿が多摩川で目立つようになっている。ポストを管理する川崎河川漁協総代の山崎充哲さんによると、その数は多いときで80匹に上る。多摩川の生態系を守るため、6月2、3の両日、捕獲作業に乗り出す山崎さんは、作業を手伝うボランティアを募集している。
おさかなポストは、飼いきれなくなった外来種の魚などを預かり、川への放流を防ぐことで水辺の生態系のバランスを取り戻そうと2005年に設置された。
当初は想定していなかったカメの持ち込みも多かったため、引き取って学校などに飼育を託していたが、持ち込まれる数が増えすぎたことなどから4月に受け入れを中止。無差別に捨てる飼い主に警鐘を鳴らす意味もあったが、山崎さんによると、5月の大型連休を過ぎたころから、外来種のカメが大量に多摩川で見られるようになったという。
「捨てられたカメに責任はないが、多摩川の生態系と生物多様性を乱してしまう」と懸念する山崎さん。こうした事態に対応しようと、捕獲作業を行うことに決めた。2日正午ごろに多摩区内の多摩川で専用の籠を設置、翌3日午前に籠に入り込んだカメを引き上げる行程だ。
引き上げたカメは、特定外来種を除き、NPO法人おさかなポストの会の飼育管理事務所で飼育しながら、飼い主を募っていく。山崎さんは「捕獲作業を手伝ってくれるボランティアが10人ほどいるとありがたい」と協力を呼び掛けている。
問い合わせは、山崎さん電話090(3209)1390。
Posted by jun at 2013年06月01日 16:50 in 外来生物問題