ヒシ(水草)の大量繁殖で水質に問題が出ている諏訪湖について、県や関係市町村などが設立した「諏訪湖環境改善行動会議」は24日、今年度から取り組む行動計画をまとめ、県の関係部局に報告した。
諏訪湖は、国の基準値で1リットル当たり3ミリグラムとされるCOD(化学的酸素要求量)が2011年度に4・6ミリグラムを示すなど、湖底の貧酸素の原因になるヒシの大量繁殖に悩まされている。このため、県や関係市町村、漁協など39団体が昨年11月、諏訪湖環境改善行動会議をつくり、具体的な対策となる行動計画を検討してきた。
行動計画には、ヒシ繁茂面積の1割(580トン)の刈り取り▽在来種のエビや貝類の放流▽ブラックバスなど生態系を破壊する特定外来生物の駆除−−などを盛り込んだ。生態系の改善により11年度は25トンだった諏訪湖の総漁獲高を13年度に30トンへ引き上げたいとしている。県の部局長会議で報告を受けた阿部守一知事は「諏訪湖が抱える問題に総力をあげて努力をお願いしたい」と述べた。【仲村隆】
5月25日朝刊