2013年02月12日

水草刈り、ホンモロコ復活を 滋賀県、生息環境整備

 琵琶湖の固有種ホンモロコをよみがえらせようと、滋賀県は2013年度に南湖で繁茂する水草を刈り取り、ホンモロコが琵琶湖を泳ぎ回って成長できるための通り道を復活させる。13年度一般会計当初予算案に事業費2500万円を計上した。県水産課は「ホンモロコが安定して増えるきっかけになれば」と期待する。

 県水産課によると、ホンモロコは草津市〜守山市の南湖の湖岸付近を中心に4〜6月に産卵。稚魚は琵琶湖を横断した後、秋から冬にかけて北湖を回り、再び南湖に戻って卵を産む。
 琵琶湖では1994年の大渇水以降、南湖で水草が大量に繁殖している。このため湖水の流れが停滞して水中の酸素が不足し、魚貝類の生息環境が悪化している。ホンモロコの移動も妨げているとみられ、95年以降は不漁が続き、2011年の漁獲量は約14トンにとどまった。ホンモロコの復活事業では、草津市内の琵琶湖岸の約150ヘクタールと、南湖中央部の志那沖(草津市)〜比叡辻沖(大津市)約85ヘクタールで、6月末までに水草を刈り取る。目印を付けた約100万匹の稚魚を草津市側で放流し、無事に琵琶湖を周回して成長できたかを確認するという。
 県は、琵琶湖の水草の根こそぎ除去事業を09年度に開始。大津市の沖合ではシジミが復活する傾向が見られ、湖水の酸素濃度も改善してきた。県は「天然の産卵サイクルを取り戻し、良好な漁場にしたい」と意気込む。

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2013年02月12日 14:19 in 魚&水棲生物, 自然環境関連, 内水面行政関連

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