小中高生が自然現象の研究成果を競う第7回「科学の芽」賞(筑波大主催、毎日新聞社など後援)の表彰式と発表会が22日、つくば市の筑波大・大学会館であった。受賞した児童生徒が表彰に続き、それぞれの成果を説明、今後も探究していく決意を披露した。
今回は国内171校と海外9カ国12校から計2623件の応募があり、20件が受賞。式で清水一彦副学長は「自然現象に疑問を持ち、観察、実験を通して解明する心を持ち続け、人生で大きな花を咲かせてください」とあいさつ、1人ずつに賞状と副賞の盾を贈った。
県内からは「カメの秘密調べ」をテーマにした桜川市立桃山中学校3年、金沢聖(ひじり)さん(14)が受賞した。水田地帯に生息するクサガメの繁殖行動や生態を、背中に発信機を付けて丹念に調査。外来種の影響で在来のクサガメが減っていると報告した。発表で金沢さんは「今後はミトコンドリアDNAによって純粋なクサガメか雑交種なのかを調べたい。バッテリーが1年持つ発信機を世界中から探したい」と抱負を語った。
筑波大数理物質系長の三明康郎教授は「プロ顔負けの研究だ。彼のライフワークになるだろう」と講評。金沢さんは式の後「小学1年から9年間こつこつ続けてきた研究で大きな賞を取れて良かった」と話した。【安味伸一】12月23日朝刊