横浜市環境科学研究所が行った市内6水系の生物調査で、外来種が増加していることが28日までに分かった。国外からの外来種は過去最多の24種を確認。熱帯魚用水草から広がったとみられる外来種も初めて確認されており、同研究所は「水槽の中身を安易に川に流したりしないで」と注意を呼び掛けている。
同研究所によると、調査は2011年7月から9月にかけて、市内を流れる6水系(鶴見川、帷子川、大岡川、境川、宮川、侍従川)の41地点で魚類、底生動物(エビなど)、水草、付着藻類、水質を対象に実施。1973年から3年に1度行っている。
今回の調査では、魚類50種、底生動物171種、水草8種、付着藻類125種を確認。そのうち環境省レッドリストなどに載っている貴重種は27種で前回並みだったが、外来種(国内、国外含む)は32種で前回の24種から大幅に増加した。
今回新たに確認された国外外来種は要注意外来生物の「カラドジョウ」など4種類。「カラドジョウ」は養殖用のドジョウに混じって中国や韓国から入ってきたとみられ、プラナリアの仲間の「アメリカナミウズムシ」は水草などに付着し、北米から世界に広がった可能性が指摘されている。
また、要注意外来生物の「タイワンシジミ」の生息域の拡大も明らかになった。初めて生息が確認された05年は2水系2地点だったが、今回は4水系11地点で確認された。
同研究所の白柳康夫調査研究担当課長は「シジミの在来種があまり多く確認されない中、タイワンシジミの生息確認は増加している。国外外来種は種類だけでなく生息範囲も広がっており、大変な危機感がある」と話している。
Posted by jun at 2012年05月30日 17:04 in 外来生物問題