県などが諏訪湖と周辺の河川で16日実施したカモ類生息数調査によると、ワカサギの食害が問題となっている魚食性のカワアイサは660羽で、11年の1498羽から半減した。カワアイサなどの減少により、カモ類全体でも2820羽と、同3554羽から減った。湖面は約2割の結氷状況だった。
カワアイサの減少について、県諏訪地方事務所林務課は「漁協による追い払いの効果と湖が結氷した影響で、他の場所に移動したためではないか」と話す。昨年12月時点では約2000羽を確認しており、飛来数自体はここ数年、特に変わっていないとみられる。
カワアイサの同湖への飛来数は90年代は100〜300羽だったが、近年急増し、08年に最多の2333羽を記録した。漁協から「目の敵」にされ、今冬も船による追い払い作業が続いている。
調査ではカモ類以外に、コハクチョウが11年(153羽)より多い246羽だった。カモ類調査は環境省の呼び掛けで毎年1月に全国一斉に行われ、諏訪湖では銃猟禁止に伴う個体数調査を兼ねている。【武田博仁】1月18日朝刊