2012年01月05日

ヘドロで水質浄化「一石二鳥」 立命館守山高生が奮闘

 滋賀県守山市今浜町を流れる、野洲川の旧支流の大川の水質浄化に同市三宅町の立命館守山高サイテック部生物班の生徒たちが取り組んでいる。毎月、水質調査を行っているほか、ヘドロを原料にしたチップによる有機物の分解も計画。ヘドロの除去と浄化の「一石二鳥」を目指す。

 大川は、野洲川が琵琶湖に流れ込む際に分流した川の一つだったが、改修工事で野洲川から大川への流れはせき止められ、現在では琵琶湖岸から約1・5キロの流域を残すのみとなっている。水流は滞りがちで、夏場に水草が繁茂しヘドロがたまる原因になっている。このため、地元住民が浄化に向け水草除去などを続けている。
 住民の活動を知った同班の部員4人は、昨年夏から水質調査を開始。水温や富栄養化の指標となるアンモニアやリン、溶存酸素の濃度などを調べている。
 また、昨年8月に静岡県で開かれた「高校生国際みずフォーラム」で、同県の高校が泥を焼き固めたチップを川に沈め、微生物のすみかとすることで有機物の分解につなげる試みを紹介しているのを知り、同様の手法を大川でも活用することにした。
 昨年の10月中旬に同川のヘドロを採取し、電気炉で直径1〜1・5センチほどのチップに焼き固めた。今春に投入することを目標に、大川に適したチップの大きさなどをチェックしている。同班の田中雄基代表(17)=2年、長岡京市=は「琵琶湖に通じる大川の水質浄化は、近畿圏全体に関わる大きな仕事。ヘドロを生かせるように努力したい」と話している。

+Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2012年01月05日 20:20 in 自然環境関連

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