東近江市百済寺本町の会社社長、山本哲夫さん(62)の養殖池で、ホンモロコの水揚げが最盛期を迎えた。満面に張った池の水を抜き始めると、体長8〜10センチの成魚がピチピチ跳ね、山本さんらがたも網ですくい上げる作業に追われている。
滋賀と大阪で住宅機器販売会社を経営する山本さんは、琵琶湖固有種のホンモロコの激減に寂しさを感じ、「幻の魚にはできない」と07年から養殖に乗り出した。自宅敷地内や休耕田に大小17面の養殖池(延べ約2000平方メートル)を造って事業展開している。
水揚げするのは4〜6月に産卵、ふ化させて半年ほど育てたもの。山本さんは「飛び跳ねる姿に生命の力強さを感じます」と話している。水揚げ後は、あめ煮にして1パック(140グラム)1000円で、活魚は1キロ3500円で販売される。【松井圀夫】