県が3日公表した10年度の県内環境等測定調査結果で、猪苗代湖の水質が前年度に続いて国の環境基準を達成できなかったことが明らかになった。環境省の湖沼水質ランキングで、2年連続でランク外となることが確実となった。
県水・大気環境課によると、10年8月の調査で100ミリリットル当たりの大腸菌群数が7900個を記録。国の環境基準の1000個を大きく超え、過去最多だった09年9月の2400個の3倍以上になった。少ないほど水質が良いとされるCOD(化学的酸素要求量)も、年度平均で過去最大の1リットル当たり1・1ミリグラムに達した。
猪苗代湖はかつてpH5前後の酸性湖で微生物が生息しにくかったが、96年度以降に中性化が進み、10年10月には過去最大の7・3に達した。流入河川の影響やアシの繁茂などで富栄養化が進み、水質悪化を招いているとみられる。
環境省のランキングは、一定の基準を満たした湖沼を対象にCODで順位付けし、毎年11月ごろ公表される。猪苗代湖は05年度まで4年連続全国1位だったが、大腸菌群が基準を超えて06〜07年度はランク外。08年度は2位に復活したが、再び悪化傾向にある。【関雄輔】8月4日朝刊