4年前に全滅した佐賀城公園(佐賀市城内)の南堀のハスが復活し、花が見ごろを迎えている。県や佐賀市、佐賀大学、周辺住民らで構成する「佐賀城公園ハス再生実行委員会」が2009年から取り組んでいる再生活動が実を結んだ。白やピンクの大きな花が色鮮やかに咲き誇り、通勤・通学やウオーキング中の人たちの目を楽しませている。
佐賀県庁と城跡を囲む北、西、南側の堀にはかつて全域でハスが自生していたが、20年ほど前から徐々に減り、07年に全滅が確認された。外来種のミドリガメが繁殖しており、カメの食害が原因との見方が有力に。そこで昨年春、約50年ぶりで南堀の水を抜いてカメ約300匹を捕獲する一方、四方を網で囲った約800平方メートルの区画にハスの苗を植えて保護したところ、葉が育ち花が咲くようになった。
2年目の今年は葉が生い茂り、かつての勢いを感じさせるほどに。直径1センチ弱の地下茎が網から外に延び、保護区画外でもハスの群生が再生しつつある。花は8月中旬まで見ごろが続く見込み。
実行委の永原光彦総括事務局長(68)は「ここまで育つととてもかわいい。散歩しながら眺めてほしい」と話す。保護区画を拡大してほしいとの要望も多く寄せられるが、財源確保が難しいのが悩みのタネという。