2011年03月23日

松枯れ猛威、景観保全に懸念 大津北部の湖岸

 琵琶湖八景の一つ雄松崎のある近江舞子水泳場など、大津市北部の琵琶湖岸にある松林で近年、松枯れが猛威を振るっている。地元住民からは「『白砂青松』の景観が壊れてしまう」と心配する声が上がっている。

 松枯れはマツノザイセンチュウが木の中で繁殖し、マツが水分を上げられなくなることが原因。センチュウは昆虫を媒介に広がる。
 市によると、北小松から和邇川までの旧志賀町の琵琶湖岸には、計4ヘクタールの松林が点在する。松枯れの被害が年々増加し、北小松や八屋戸、北比良、和邇南浜などで、市は松枯れしたマツを2009年度に32本、10年度は38本伐採した。伐採したマツの樹高は最大22メートル、幹回りは最大70センチだった。
 同市南小松の近江舞子水泳場でも、09年度に8本、1-年度に12本を伐採した。
 水泳場を管理する南小松自治会の山川嘉夫事業部長は「十数年前から松枯れが始まり、年々ひどくなっている。昔は浜にマツがびっしり生えていたが、今はマツがないところが目立つ」と危ぶむ。新しいマツの苗木を植えているが、育つには時間がかかるという。
 市は毎年、松枯れ予防のための薬剤散布を行ってきたが、拡大を防ぎ切れていないことから、新年度は木に薬剤を直接注入する手法を試す。新年度一般会計当初予算案に約2千万円を盛り込んだ。
 市農林水産課は「風光明媚(めいび)な風景をつくってきたマツを新たな手法で守っていきたい」としている。

Yahoo!ニュース-滋賀-京都新聞

Posted by jun at 2011年03月23日 13:04 in 外来生物問題, 自然環境関連

mark-aa.jpg