2011年03月24日

アオバラヨシノボリ、3年連続確認できず 羽地ダム追跡調査

 【名護】沖縄総合事務局は22日、羽地ダム建設に伴う流入河川の追跡調査で、同ダム湖流入河川に生息する絶滅危惧1B類の淡水魚アオバラヨシノボリが、2008年度から3年連続で確認できなかったと発表した。琉球大学の立原一憲准教授は、ダム湖ができアオバラヨシノボリが生息できる流れのある環境が減ったことなどが主な要因と推測している。総合事務局は、大保ダムでの保全対策の効果を分析した上で、羽地ダムでの対策を検討する方針だ。

 羽地ダムは1996年に本体工事に着手し、2005年に使用が始まった。調査は99年度に始まり、07年度を除き10年度まで続けられた。ダム湖に流入する河川で、人数と時間を統一して採集する方法で個体数を調べた。99年度に227匹が確認され、02年度の400匹をピークに年々減少していた。
 立原准教授は、ダム建設で海に下りられなくなった回遊魚クロヨシノボリなどが、アオバラヨシノボリの生息域に侵出したことも減少の要因とみている。大保ダムでは、クロヨシノボリの侵出を阻む構造物を設置しているが、クロヨシノボリの侵出とアオバラヨシノボリの減少が確認されている。

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Posted by jun at 2011年03月24日 13:22 in 魚&水棲生物, 自然環境関連, 内水面行政関連

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