土浦市沖宿町の県霞ケ浦環境科学センターで21日、開館から5年間にわたる調査研究の成果発表会が行われ、研究者や市民ら約100人が報告を聞いた。
発表会では前田修センター長が講演し、「近年、水質汚染の指標であるCOD(化学的酸素要求量)が霞ケ浦で上昇している。植物プランクトンの増加が原因だ」と指摘した。また、センターの花町優次研究員が、水質浄化に役立つとされるポリヌクレオバクター属細菌を日本で初めて分離培養に成功したと報告。ほかにも5人が発表した。
センターは第6回世界湖沼会議(95年)が県内で開催されたことを機に、設立が提唱され、05年に開館。霞ケ浦をはじめとする県内の湖沼、河川など環境の保全のため調査研究や市民の交流などに取り組んでいる。【橋口正】12月22日朝刊