◇島の自然、私たちで守る 174キロを回収
南あわじ市沼島の市立沼島中生徒会(磯崎美佑会長)が16日、全校生25人に呼びかけ、学校周辺に繁殖している特定外来生物のナルトサワギクの駆除作戦を展開し、ごみ袋46袋分計174キロを回収した。
ナルトサワギクはマダガスカル原産のキク科植物。海岸沿いに自生し黄色い花をつける。葉には毒があるとされ、1976年に国内で初めて徳島県鳴門市で確認された。淡路島内では全島に分布が広がっている。
藤堂淳志・同中教諭(45)によると、3年前には少ししか確認できなかったが、徐々に分布勢力を増しているという。総合学習「沼島を知る活動」の自然班の生徒が2学期に分布調査をし、かなりの範囲で繁殖していることが裏付けられた。島内には絶滅危惧(きぐ)種の希少植物も自生し、このままでは生態系が脅かされることから駆除することにした。
この日、全校生が学年ごとに分かれ、分布地図に基づいて学校裏のヘリポート周辺や島裏の海岸近くなどで駆除作戦を展開。約1時間半がかりで、根の部分からひっこ抜いたナルトサワギクをごみ袋に回収した。
磯崎会長は「繁殖力が強いので、このまま放置すれば、どんどん増えて手に負えなくなってしまう。大切な島の自然環境を守るためにも、生徒会のボランティア活動として駆除作戦を続けていきたい」と話していた。【登口修】〔淡路版〕12月17日朝刊