滋賀県の琵琶湖周辺で、法律で販売が禁止されている北・中米原産の特定外来生物「カミツキガメ」が相次いで出没している。これまでに19匹が捕獲されており、水遊びなどをする行楽客が噛まれれば大けがをする恐れも。琵琶湖は行楽シーズン真っ盛りで、県では注意を呼びかけている。
カミツキガメは、大きいもので体長約50センチ。産卵数が多く、繁殖能力が高い。平成17年に施行された外来生物法で特定外来生物に指定され、販売などが禁止されているが、禁止以前にペットとして購入され、捨てられた個体が琵琶湖周辺で繁殖している可能性もあるという。
県によると、平成3年に琵琶湖周辺で初めて確認され、これまでに19匹を捕獲。少なくとも4匹は琵琶湖内で見つかっており、琵琶湖から数百メートルしか離れていない川や水田でも確認されている。
国内では、千葉県の印旛沼がカミツキガメの繁殖地として知られ、沼周辺の水系で少なくとも1000匹以上生息していることが判明。千葉県は環境省に防除を申請して許可を得たうえで、年間約300匹を捕獲している。
滋賀県はまだ防除を申請していないが、今後さらに捕獲数が増えれば防除も検討していく。
琵琶湖は行楽シーズン真っ盛りで、シーズン中、湖岸の水泳場には年間60万〜70万人が訪れる。
県自然環境保全課は「カミツキガメを踏むなどすれば獰猛になり、噛みつかれる恐れもある。琵琶湖の水遊びには十分注意が必要だ」と話している。
Posted by jun at 2010年08月12日 23:19 in 外来生物問題