県自然環境保全センター箱根出張所(箱根町元箱根)は、町内にはびこる特定外来生物オオハンゴンソウの駆除を始めた。県は2006年から毎夏、駆除を続けているが、繁殖力の強さに手を焼いている。
オオハンゴンソウは明治中期に園芸種として渡来したとされる北米産キク科の多年生植物。町内には1970年代に分布したとみられている。外来生物法で2006年、特定外来生物に指定された。
寒冷で湿潤な気候を好み、箱根は県内最大の繁茂地だ。144カ所で確認されている。とりわけ芦之湯の湯坂路(ゆさかみち)や仙石原の台ケ岳周辺で繁殖が目立ち、ススキや高原植物などの在来種が駆逐されている。1株に数千個の種を持ち、7〜9月にヒマワリのような黄色い花を咲かせる。
駆除しても地中の種が発芽し、翌夏に再び繁茂するケースが少なくなく、繁茂地の把握が困難という。県は「駆除の効果はすぐに表れにくい。長いスパンで取り組む覚悟だ」としている。
県は昨夏から調査・駆除要員2人を緊急雇用し、対策を強化。7月28日には、ボランティアら約40人が4カ所で計約4千株を根こそぎ抜き取り、焼却処分した。11日にも仙石原などで着手する。
県は繁茂地や被害の情報を求めている。問い合わせは、同出張所電話0460(84)9121。
Posted by jun at 2010年08月12日 23:21 in 外来生物問題