神戸市立須磨海浜水族園(同市須磨区)は、増え続ける淡水ガメの外来種「ミシシッピアカミミガメ」を大量収容することで“駆除”に一役買い、減少傾向にある固有種のニホンイシガメを守りながら淡水ガメの生態を研究するユニークな施設「亀楽園」を7日、園内に開設する。
「−アカミミガメ」は、一般的によく知られる「ミドリガメ」の正式名称。同水族園は「殺処分せずに『駆除』する世界初の施設としてモデルケースになれれば」としている。
亀楽園は約90平方メートルの施設で、カメ約3千匹の収容が可能。淡水のアカミミガメなどの生態の研究は進んでいないといい、生態調査や、不妊化の研究も行う。同時にニホンイシガメの保全に関する研究や、地域の子供たちの教育にも役立てる。
同水族園の亀崎直樹園長によると、アカミミガメは昭和40年代から、ペットなどとして米国から大量輸入された。繁殖力が強く、亀崎園長らが兵庫県内で調査したところ、約80匹捕獲したカメの7割がアカミミガメで、ニホンイシガメはゼロだった。
亀崎園長は「殺処分には抵抗も多いはずだが、一方で外来種が増えれば雑種化が進む。早く手を打つ必要がある」と話している。
Posted by jun at 2010年08月11日 11:01 in 外来生物問題, 魚&水棲生物