◇栃尾小児童ら
渓流魚の隠れ場所になる渓畔林を育てようと高山市奥飛騨温泉郷の栃尾小の4年生18人が9日、近くを流れる高原川支流の蒲田川に造られたイワナの産卵用魚道でドロヤナギの挿し木作業をした。
渓畔林は渓流に沿って繁茂する森林。渓流魚が身を隠すほか、木から落ちる昆虫などが渓流魚のエサとなる。
長さ96メートルの産卵用魚道は、自然環境復元のために国交省・神通川水系砂防事務所が地獄平砂防堰堤(えんてい)上流右岸の沢に造り、今年3月に完成。しかし、堰堤の砂がたまる場所だったため産卵場所として不可欠な渓畔林がなく、育てることにした。
この日は、児童のほか、高原川漁協役員、地元のNPO会員ら約50人が参加。小雨の降る中、産卵用魚道に沿って約15センチのドロヤナギを挿し木した。作業を終えた林亜沙稀さん(9)は「木が大きくなって、大きくなった魚を見たい」。田中貴也君(10)も「魚が産卵して増えたら釣りをしたい」と話していた。【宮田正和】7月10日朝刊