草津市で環境をテーマに活動する2つの市民団体が協力し、琵琶湖の水草を利用した石けん作りを進めている。メンバーは「放っておくと腐って悪臭を放つ水草を使い、自然に優しい石けんを作りたい」と水草の新しい利用法の定着を目指している。
自然素材を使った石けん作りを進める「天然自然社 Seisui」(杉江香代子代表)と、小中学生と教員らで川や池の生き物調査、水草の回収などを行う「伯母Q五郎」(安岡直樹代表)。3月に野洲市であった県内の環境団体の集会がきっかけで、互いの活動を組み合わせて水草石けん作りを企画した。
10日には、両グループのメンバー約20人が、直径1・5メートル、深さ50センチほどのたらいに乗って琵琶湖にこぎ出して水草を集めた。地元で子どもがたらいに乗って川や池で遊ぶ慣習があったことにヒントを得た方法で、子どもから大人まで歓声を上げながら、ヒシやホテイアオイをつみ取った。
今後、回収した水草を乾燥させて粉末にし、液状化する特殊な石けんと混ぜて完成させる。Seisuiの杉江代表(50)=草津市野路町=は「新しい環境への取り組みの輪が広がってほしい」と話す。